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フレグランスのお話

A Letter From Kristen

FRAGRANCE101


はるか古の文明より、人々は香水を身体や空間に使用していました。古代エジプトでは、神を召喚する儀式の中でインセンスを使い、またクレオパトラはジャスミンオイルを使用していたことで知られています。(シェイクスピアがその戯曲で、クレオパトラの船からは“風が恋に落ちるほどの香りがした”と語るほどに!)またローズマリーは古代ギリシャから記憶と認知のために使われてきました。


現代でさえ、フレグランスは儀式と美の二つの側面で愛用されています。私の個人的な想いとしては、香りは家のデザインに不可欠であり、空間の最後の仕上げをしてくれると考えています。


では、フレグランスとは一体何でしょうか?

シンプルに言うと、それは「分子」のことです。

文字通りには科学の分野ですが、実際にはアートの領域でもあります。


香りを嗅ぐ時、誰もがオリジナルの化学プロセスを持っているため、香り方は人それぞれ異なります。

なぜならフレグランスオイルは芳香分子の混合物であり、アルコールのような希釈されたベースの中に存在するからです。そしてこのフラグランスオイルには「天然」と「合成」の2種類のタイプが存在しています。



天然香料

全ての天然香料がエッセンシャルオイルではありませんが、一般的に広く知られています。天然香料には信じられないほどの深みと個性がありますが、年毎に変化する自然の作物のため一貫性を持たせることが簡単ではありません。また天然香料にはとても希少価値が高いものもあります。例えば5mlのエッセンシャルオイルを作るために8000本のバラが必要になったり、サンダルウッドのように絶滅の危機に瀕している香料は、天然での入手が困難になったりします。



天然香料の種類
  • エッセンシャルオイル : コードプレス、水蒸気蒸留、CO2抽出の3つの工程のいずれかを使い抽出されます。

  • アブソリュート : 脂肪、またはヘキサンのような化学物質を使い抽出されます。

  • アイソレート(分離): エッセンシャルオイルの抽出方法を使用して抽出されませんが、こちらも天然です。


合成香料

合成香料はラボで開発され、種類はシングル(単一分子)とアコードがあります。シングルはクマリン、バニリンのような単一の香りです。アコードは、シングルを調和させ、天然香料に似せて作られます。例えば、クマリン分子を追加してバニラアコードを生成します。


合成香料は費用対効果が高く、一貫性があり、またアレルギー源となる分子を排除することでアレルギー反応を潜在的に制御することも可能です。


合成香料は「天然がベストで、合成は安全ではない」という思い込みにより、評判が良くありません。しかし私たちが使用するフレグランスはIFRAとEUによって定められた安全基準に準じており、これらのガイドラインをチェックする専任チームが、常に安全な製品を製造していることを確認しています。


もし科学物質に不安がある場合は、少し思い出して下さい。その毒性は成分の問題ではなく、容量の問題だということを。水を含むあらゆるものは、過剰摂取により害をなす可能性があります。



私たちのアプローチ

P.F.Candle Co.では合成香料と天然香料の両方を使用し、バランスの取れたアプローチを採用しています。つまりパフォーマンス、持続可能性、コスト、そして芸術的志向に関してのアプローチです。


  • パフォーマンスに関して言えば、フレグランスオイルに使用される成分は燃焼方法から香りの広がりまで、製品の性能に大きな影響を及ぼします。しかし天然香料と合成香料の両方を扱うことで、フレグランスメーカーと協業し、このパフォーマンスを微調整することが可能になります。

  • 持続可能性の観点では、特定の天然香料(例えばウードなど)は非常に需要が高いため、絶滅危機に瀕しています。

  • 私たちの製品はビーガンでもあります。

  • コストの面ではやはり天然香料は高価になりやすく、特にエッセンシャルオイルの場合、消費者へのコストが大幅にアップします。天然と合成を組み合わせることで、ビジネスと顧客の双方のコストをコントロールすることができるのです。

  • 最後に最も大切なことは、芸術的志向です。天然香料を例えるなら、アボカドの皮やターメリックなどの天然顔料でのみ絵を描く画家です。とてもクールですが、色彩には限界があります。逆に合成香料だけだと深みのない香りが生まれます。一方天然香料と合成香料のブレンドは、互いの優れた特性を発揮し、また規制上難しい香りの表現も、信じられないほど本物そっくりに表現することが可能になります。


また「クリーン」なフレグランスについての明確な定義はありませんが、一般的な基準としては、フタル酸エステル類やパラベンを含まず、潜在的な発がん物質に関する「プロポジション65」に準じていることが求められます。P.F.Candle Co.ではこれら全ての基準に加え、EU及び韓国の厳しい国際基準も満たしています。


確かに多くの人が「安全な」香りとは天然香料を使用することだと考えています。ルカ・トリノとタニア・サンチェスの共著『Perfumes A-Z Guide』ではこう記されています。

「…100%天然のフレグランスを見つけたとしても、それらが健康的で、アレルギー性がなく、環境にも優しいという保証はどこにもありません。なぜなら多くの天然化合物には毒性があり、植物のアレルギーリストは長く、天然香料には絶滅危機に瀕しているものが多くあるからです」


フレグランスは住空間を素敵にするだけではなく、気分、思い出、感情までも捉えることができます。「あぁいい香りだな」という気持ち以外に、あなたの住まいを安全で居心地が良く、リラックスして活気に満ちたものしてくれる__あるいはあなたが望むフィーリング全てを与えてくれる__小さな活力です。

香りの良さだけではなく、安全性を支えるチームの存在があることで、お客様にはより自信をもって製品をお使いいただけると信じています。




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