top of page
HOME > MY LOCAL POP UP | FRONT 11201
特集企画

MY LOCAL POP UP

ローカルを愛するあの店に出かけよう!

日々の暮らしに発見と楽しみを届けてくれるローカルショップ。

街に明かりを灯し続けるようなそんなショップに、

私たちP.F.Candle Co.も日頃から共感と親しみを覚えます。

本企画ではそんなショップオーナーやバイヤーへの取材を通し、

お店のこだわりや、ローカルに対する想いなどを紹介します。

ショップでは期間限定ポップアップ・イベントも開催予定です。

​ぜひインタビューを読んでから、お店に足を運んでみてください!

202501_front11201_43.JPG
VOL.03
2025 WINTER
TOKYO YOYOGI HACHIMAN
FRONT 11201 (東京・代々木八幡)

ニューヨークと東京、ふたつのローカルが織りなす物語。

front_11201_logo_grey-grey.png
FRONT 11201
フロント 11201
NY・ブルックリンに1号店を構える『FRONT GENERAL STORE』の日本旗艦店。コロナ禍の2021年に東京・代々木上原に日本1号店を出店。以降、渋谷・神山町に2号店、渋谷パルコでの長期POP-UP出店とフィールドを広げる。2024年春に代々木上原店、神山町店を統合する形で、代々木八幡に旗艦店を出店。2024年秋には同店地下にフロアを拡張し、オリジナルアイテムの提案やイベントなど新たな取り組みに挑戦を続ける。
 
ヴィンテージに導かれたニューヨークでの出会い。

東京・渋谷の代々木公園の西側には、東側の原宿・表参道とは異なる穏やかな表情が広がる。東京メトロ千代田線「代々木公園駅」と小田急線「代々木八幡駅」を中心としたこの代々木八幡エリアは、渋谷や新宿という二大ターミナルに挟まれながらも、都会の喧騒を一歩離れたような落ち着きを感じさせてくれる。


そんな代々木八幡駅から山手通りの高架下を抜け、踏切を渡った場所に、NY・ブルックリン発のヴィンテージショップ「FRONT 11201」は静かに店を構えている。それはさながらダンボのブルックリンブリッジの袂にある1号店「FRONT GENERAL STORE」を思わせる眺めだ。今回はそんな「FRONT 11201」を長く知るHOME GOODS バイヤーの塩澤さんと、PRの一木さんのお二人にお話を伺った。ブルックリンと代々木八幡、二つのローカルが織りなす、特別な物語を。

− まずはお二人が「FRONT 11201」に関わるきっかけについて教えてくだい。
 

一木さん: 前職では外資系アパレルのPRのお仕事を5年勤めましたが、留学したい気持ちが強くなり思い切ってNYへ渡米しました。もちろん「FRONT GENERAL STORE」も大好きなヴィンテージストアの1店舗で、頻繁に通ってました。2020年にコロナ禍で帰国が決まった後、タイミングよく日本店ができるとのことで、2021年オープンからPR業務をメインにイベント企画など担当させていただいております。

​​

塩澤さん: 僕は実はこの会社に入ったのは3年ほど前のことなんです。現在店舗では雑貨のバイイングと、マネージメント業務を行なっています。


2000年代後半に雑貨店のMDを担当していて、その頃頻繁にヨーロッパと北米の買い付けなども行っていました。次第にNYにも足を運ぶようになって、当時「ブルックリン・フリー」(*2)というフリーマケットしかまだやってない頃に訪れ、そこでベンダーとして出店していたのが「FRONT GENERAL STORE」でした。フリーマーケットとなるとどうしても陳列とかは割とラフな感じなんですよ。「そこから探して取って」みたいなディーラーも多くて。でも「FRONT GENERAL STORE」は違った。しっかりとVMDを意識して並べて、色もそうだし陳列も丁寧で。良い意味ですごく心地良い空間でした。


僕も雑貨のバイイングだから、FRONT GENERAL STOREのブースでも「雑貨しか見ない変わった日本人」だったし、NYの街でばったり西山(FRONT 11201 オーナー)に会うこともあったりで。それでお互いに顔も覚えて。そうやって交流するうちに、彼らはショールームを構え、ショールームができたら今度はショップを出すんだ、みたいな話を会う度に聞いていて。いつか何か一緒にやれたら良いね、なんて話をしていたんですが、その後僕が別の仕事に転職したこともあり、しばらく連絡が途絶えていたんです。ところがふと「FRONT GENERAL STORE」ってインスタで検索したら、めちゃくちゃ近所に日本1号店ができている。すごく嬉しくなって、すぐに代々木上原のお店に顔を出して、西山に再開して。お店ができて半年くらいに、お互いのタイミングが重なり、「FRONT 11201」の一員になることになりました。

​​

202501_front11201_15.JPG

天井高のある開放的な店内には、ヴィンテージアイテムが整然と並ぶ。

− まさに「FRONT」のこれまでを知るお二人ですが、当時のことをもう少しお伺いして良いですか?

塩澤さん: 当時NYファッションウィークなどで有名ブランドのバイヤー、商品デザイナーが、次シーズンのサンプル買付のためにNYに来るわけです。その中からいくつかのブランドを顧客に持ったりとか、日本からも大手セレクトショップが仕入れに来たりして。ショールームは平日はクライアント向けに開けて、週末は変わらずブルックリン・フリーに出て、って。僕が訪問した時は、ビルの8階だったかな。本当にスペースが広くて、窓からはブルックリンブリッジも見えて、最高の場所でした。


しばらくしてまた出張の際に話を聞くと、今度は1階にショップを出すんですよ、って。2022年には、本国GQ.COMの「The 100 Best Clothing Stores in the World」に選出されるなど、同世代として、とにかく凄いなってその活躍を見守っていました。そこから先は一木がNYに渡米した時期に重なると思います。

一木さん: 2018年ごろはショップのあるダンボは観光地みたいになっていました。元はアーティストの方々がスタジオ利用するとか、そういうローカルの街だったと聞いていました。毎週日曜日にブルックリン・フリーが開かれるんですが、会場からショップが徒歩30秒くらいの場所なので、週末は2件ハシゴするのが楽しかったです。独自のセレクトがローカルのお客様に加えて観光客にも受けている印象で、行くたびに多くのお客様で盛り上がっていました。

その後、2020年にはコロナでロックダウンも経験しました。外出禁止で宅待機が続いたりして。それまで人が集まるエリアだった場所が、突然ピタッと止まるというのは、信じられない光景でした。

− まさに先が見通せない中で、日本への出店を決断された訳ですね。


一木さん: 実は当店ではオリジナルのアイテムも少しずつ展開してきました。ヴィンテージではあまり手に入りにくいシンプルで、オーソドックスなアイテムを中心に、全て日本製で作っています。2020年のアメリカの現状を見て、日本から何かヘルプしなければと西山は考えていたようで、2021年に「FRONT11201」として代々木上原にオープンさせることになりました。コロナ禍もあり、初めは週末だけオープンする形で始めて、徐々に平日もオープンするようになって。私はそのあたりのタイミングから日本の店舗に加わりました。

塩澤さん: 代々木上原を選んだのは、どこかブルックリンの雰囲気に近いエリアってのもあったんだと思います。閑静だけど、都心はすぐ目の前で。感度の高い方々も近隣にお住まいになられていて。西山君はそういう場所に巡り合う力が、どこかあるんだと思います。

− ブルックリンから、東京へ帰国してみてどうでしたか?


一木さん: ブルックリンと東京どちらも良いところはありますが、ブルックリンの方々は個人のスタイルがとても分かりやすく、特に古着や新品関係なく自分のスタイルに合うものでファッションを楽しんでいる印象です。東京の場合は、個人のスタイルに加えて、トレンドの取り入れ方や、ファッション問わず美容やライフスタイルなど、おしゃれへの追求心が高いなと感じています。

今の仕事は古着の楽しさに加えて、古着はサスティナブルで、良い循環なものという昔からの想いを伝えていけたらと考えています。日本ではPR業務やイベント企画を担当していますが、直接店頭を見ながらそれをクイックにSNSやPR面に活かせるのは、とても楽しく、やりがいを感じています。

202501_front11201_36.JPG

「PRとしてショップの情報を分かりやすく伝えていきたいです」と語るPR担当の一木さん

(*1ダンボ:​ニューヨーク・ブルックリン地区にあり、マンハッタン橋とブルックリン橋に挟まれた街区と、マンハッタン橋から東に続く街区。古くは工業地帯として栄え、その後はアート系スタジオやロフト住居などに変化し。近年は芸術地区として、ブルックリンの中でも人気のスポットとなっている。

(*2ブルックリン・フリー :ブルックリン地区のダンボにて、4月〜10月の毎週末に開催されるフリーマーケット。2008年からスタートしたマーケットではヴィンテージ小物や雑貨、アパレルが並びローカルからも観光客からも人気となっている。

MY LOCAL POP UP

P.F.Candle Co. 期間限定イベント
FRONT 11201 (東京・代々木八幡)
2025年2月7日(金)〜2月16日(日)

【新コレクション・先行販売のご案内

Hi-Fi Collection(ハイファイ・コレクション)

​定番ラインよりもより洗練した香りとデザインで、新たに新コレクションをローンチします。キャンドル、ディフューザー、インセンスの3種類のアイテムで、全てBOX入りと、プレゼントにも最適です。ぜひこの機会にご来店ください。

住所:東京都渋谷区元代々木本町4-5 1F
最寄駅:

小田急線「代々木八幡駅」から徒歩1分

地下鉄千代田線「代々木公園駅」から徒歩2分

​営業時間:

平日 12:00〜20:30

土曜 12:00〜21:00

日曜 11:30〜20:00

*営業日、営業時間に関しては公式サイトをご確認ください。

202501_front11201_05.JPG
bottom of page